暑中見舞いの目的は、1年で最も暑い時期に「お身体大事にしてください」という意味が込めて、相手を気遣う季節の挨拶です。
暑中お見舞いは、出す相手によって文面を変えなくてはいけません。
友人や知人と違い、ビジネスで出す相手にどんな風の暑中見舞いを書いたらよいのでしょうか。
友達、知人に出す暑中見舞いは、多少失礼があったとしても何とかできますが、ビジネス用の暑中見舞いとなるとそうはいきません。
相手の方へ失礼のないように慎重にする必要がありますので、実際に出す際には悩んでしまいますね。
暑中お見舞いの文例をあげながら、ビジネスで使える一言ををピックアップしたいと思います。
暑中見舞いの文例でビジネス向けの一言はこれ!
ビジネス用の暑中お見舞いには、一般的な言葉の他に
・日頃のお礼
・会社の夏期休暇
・お中元を頂いている場合はお礼
などを忘れずに書きます。
暑中お見舞い申し上げます。
貴社におかれましては、益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
今後ともおつきあいを賜りますよう、お願い致します。
まだまだ暑さも厳しい時節、皆様ご自愛くださいませ。
平成〇〇年8月
暑中お見舞い申し上げます。
平素は格別のご愛顧を賜り、誠にありがとうございます。
季節柄、ご自愛くださいませ。
なお、誠に勝手ながら、8月13日~8月15日は夏季休業日でございます。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
平成〇〇年 盛夏
ビジネスは、取引先だけでなく、顧客に対して暑中見舞いを出すことが多くなってきています。
お客様に対して送る暑中見舞いは、お客様の健康を気遣う他に、日頃の感謝や夏にイベントがある場合はそのイベントのお知らせを入れてもかまいません。
暑中お見舞い申し上げます。
いつも格別のお引き立て、誠にありがとうございます。
連日の酷暑ですが、皆様にはご健勝のこととお慶び申し上げます。
当店は、平常通り営業いたします。
スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております。
今後とも、一層ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
平成〇〇年 盛夏
暑中お見舞い申し上げます。
厳しい暑さが続いておりますが、〇〇様には、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
当店では、夏限定のサービスを8月5日より始める予定でございます。
〇〇様のお越しを心よりお待ち致しております。
暑さ厳しき折、くれぐれもご無理なさいませんようお過ごしくださいませ。
平成〇〇年 盛夏
以上ビジネス用の文例をご紹介いたしました。
相手方との関係やイベントなどによって文章を変える必要はありますが、基本の文章はこのような感じでまとめましょう。
暑中見舞いのビジネスのマナーとは?
ビジネス用でも、どんな風に暑中見舞いを書いたらよいか難しく考えると悩んでしまうので、ポイントを覚えるようにしましょう。
正しい書き方のマナーを覚えて、文章構成さえ覚えてしまえば簡単です。
暑中お見舞いには、拝啓や敬具のような言葉は不要です。
相手の健康面などを気づかう内容にして、自分の近況も忘れずに書きます。
夏期休業日のお知らせや夏のイベントのお知らせを入れても大丈夫です。
詳しい日付は書かずに
平成○○年盛夏・平成○○年八月
などとします。
暑中見舞いのマナーとして、7月22日以降に出して、8月6日までに先方に届くように送ります。
最後に
いかがでしたか?
ビジネス用の暑中見舞いの書き方は、慣れていないと、難しそうと思いがちですが、一般の暑中見舞いの文章と構成はほとんど変わりません。
ビジネス用なので、夏期休暇やセールの事を添えても構いません。
友達や知人に当てる時も、ビジネス用でも相手の事を気遣かった一言を忘れずに書くようにしましょう。
暑い時期に、お互い頑張れるように、相手の事を思いながら、暑中お見舞いを書いてみてはいかがでしょうか。